この調査は、直近3か月にECサイトを利用した981名に2026年4月に聞いたものです。BtoBの購買にそのまま当てはまる数字ではありません。それでも、傾向としては読み取れることがあります。
AIを使う人が三人に一人を超え、それでも検索が主流である。つまり入口が二つになりました。そして両方に共通するのは、公開されたテキストを材料にしていることです。どこにも書かれていないことは、どちらの経路にも乗りません。
ここで見落とされているのが、中小企業にはその材料がすでにあるという事実です。毎日届く問い合わせへの回答。個別に書いた説明のメール。これが社内で最も具体的で、最も検索されやすい文章です。
ただし、そのままでは公開できません。個別回答は、その相手の事情を前提に書かれているからです。
一つ目。前提が省略されています。相手が分かっていることは書いていません。第三者が読むと、話の途中から始まっているように見えます。
二つ目。特定される情報が混ざっています。社名、金額、納期、担当者名。消すだけでは文章が成立しなくなることも多い。
三つ目。結論が相手向けに寄っています。その会社の条件では正しくても、一般には当てはまらない。そのまま出すと、読んだ別の会社が誤解します。
だから必要なのは書き直しです。コピーではなく、翻訳に近い作業になります。
私たちBEYONDは、外から助言するコンサルではなく、中小企業同士が連合して複数の実業を回している当事者です。問い合わせに答える側として、毎日この作業をしています。
実感として、発信のネタがないと言う会社ほど、問い合わせには丁寧に答えています。書けないのではありません。書いたものが公開されていないだけです。この差は、能力ではなく置き場所の問題です。
そして、問い合わせ起点の記事は読まれます。実際に誰かが困って聞いてきた質問だからです。企画会議で考えた題材より、確実に需要があります。需要のある題材を毎日受け取っているのに、使っていない状態がもったいない。
注意点を一つ。公開するときは、質問者が特定されない形にしてください。『お客様からこんな質問が』と書くと、当人には分かります。複数の質問をまとめて一般化するか、時期をずらす。相手が読んで嫌な気持ちにならないかを、公開前に一度だけ考えてください。
もう一つ。AIに読まれることを意識しすぎないほうがいいと思っています。機械向けの書き方を追いかけるより、質問に正確に答えているほうが結局は残ります。人が読んで分かる文章は、機械にも読めます。逆は成り立ちません。
最初の一歩は、今週届いた質問を三つ書き出すことです。答えたメールではなく、質問のほうを書き出してください。
発信の目的・ネタ源・型・継続性の4観点から、伝わらない原因をレーダーで特定します。登録不要・その場で結果。
▶ 情報発信診断をはじめる 無料で相談するBEACON(BEYOND PLAYBOOK)は、記事を代筆する立場ではありません。BEYOND Holdings 自身が実業を回す当事者として、質問の記録場所づくり → 公開する基準の設定 → 前提を足す書き直し → 回答での使い回しまでを、貴社の問い合わせの量に合わせて一緒に整理します。狙うのは、ネタを探さずに続く発信です。
まずは無料の情報発信診断で、伝わらない原因がどこにあるかを確かめてみてください。結果を見ながら、最初に公開する一問を一緒に選びましょう。
※データに関する記述は、ZETA株式会社が2026年6月30日に公表した購買行動におけるAI活用状況に関する調査において、商品購入を検討する際にAIを利用して情報収集することがよくある9.7%・たまにある25.4%の合計35.1%であったこと、情報収集手段がECサイト内検索63.8%・検索エンジン59.4%であったことを参照しました。同調査は直近3か月にECサイトを利用した男女981名を対象に2026年4月16日から28日に実施されたインターネット調査であり、BtoBを含む他の購買行動にそのまま当てはまるものではありません。本文中の運用手順は一般的な整理であり、成果を保証するものではありません。問い合わせ内容を公開する際は、質問者が特定されない形にし、守秘義務および個人情報の取扱いにご留意ください。