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#情報発信#集客・新規#ブランディング
Branding Column · 2026.09.02

信頼される情報の条件は、
具体と欠点だった

ネオマーケティングが2026年に公表した口コミ・レビューの利用実態調査によると、予約・比較・口コミサイトが情報収集の主軸になっており、利用率は宿泊で86.6%、家電で80.7%、飲食で80.3%にのぼります。
そして同調査では、SNSのレビューが信頼される条件として実際に使っていること、内容が具体的であること、悪い点も書かれていることが挙げられました。
この3つを並べると、はっきりすることがあります。自社が書く宣伝文は、ほぼ正反対の性質を持っている。書き手は使っていないし、抽象的だし、欠点は書きません。

1.自社が書くと、3条件すべてを外す

信頼の条件が実際に使っている・具体的・欠点も書いてあるだとすると、自社発の紹介文は構造的に不利です。

使っていない。作り手や売り手は、その商品を客として使ってはいません。具体的になりにくい。どの客にも当てはまる書き方をするので、表現が一般化します。欠点は書けない。書けば売れなくなると考えるからです。

ここを力技で埋めようとして、多くの会社がお客様の声を載せます。ところがこれも、集め方を間違えると同じ罠にはまります。『大変満足しています。ありがとうございました』だけが並ぶページは、具体性も欠点もない。形式が口コミでも、中身が宣伝文なら効きません

お客様の声を載せても、中身が宣伝文なら同じ

2.アンケートではなく、取材にする

差が出るのは、集め方です。アンケート用紙は満足度しか集まりません。5段階の評価と、一言の感想。ここからは記事になる素材が出てきません。

取材にすると変わります。30分もらって、導入前に何に困っていたか、何と比べたか、決め手は何だったか、使ってみて期待と違った点はあったかを順に聞く。話し言葉で聞くので、具体的な場面が出てきます。

そして期待と違った点を必ず聞く。ここが3条件の最後を満たす部分です。『思ったより設定に時間がかかった』『最初の説明が専門的すぎた』。こうした一文が入っている記事は、他の部分の信頼度まで引き上げます。都合の悪いことを載せている媒体だと分かるからです。

3.取材して記事にする、四つの手順

聞く相手は、満足度が最高でない先を選ぶ
絶賛してくれる相手だけを選ぶと、また宣伝文になります。おおむね満足だが不満も持っている先のほうが、記事としては強い。不満を語れる関係があること自体が、信頼の証拠にもなります。断られたら別の先に頼めばいいだけです。ポイント:絶賛の相手より、率直に話せる相手
導入前の困りごとから聞く。商品の話は後回し
『弊社のサービスはいかがですか』から始めると感想しか出ません。『これを入れる前は、何に困っていましたか』から入る。読み手が探しているのは商品の説明ではなく、自分と同じ状況の人の話です。困りごとの描写が具体的なほど、同じ悩みの人に届きます。ポイント:商品の前に、困っていた状況を語ってもらう
期待と違った点を、必ず一つ載せる
掲載前に相手の確認は取りますが、都合の悪い部分を削らない。むしろ『ここは正直に書かせてください』と伝える。欠点が一つ書いてある記事は、残り全部の信憑性が上がります。しかも、その欠点を許容できる読み手だけが問い合わせてくるので、商談の質も上がります。ポイント:欠点を一つ残すと、他の全部が信じられる
話し言葉を、整えすぎずに残す
文法を直しすぎると、社内で書いた文章と区別がつかなくなります。言い回しの癖、業界特有の言葉、少し回りくどい説明はそのまま残す。読み手が実在の人の話だと感じるのは、この不揃いさからです。読みにくい箇所だけ最小限に手を入れる。ポイント:整えるほど、社外の言葉ではなくなる

4.実業の当事者として言えること

私たちBEYONDは、外から助言するコンサルではなく、中小企業同士が連合して複数の実業を回している当事者です。取材する側と、される側の両方を経験しています。

される側になって分かったのは、取材そのものが関係を強くするということです。時間を取って話を聞かれ、自分の判断が記事になる。これは相手にとって悪い体験ではありません。掲載後、その取引先との会話が明らかに増えました。記事を作る目的で始めたことが、関係維持の施策にもなっている。

そして取材の副産物として、自社が思っていた強みと、客が評価していた点がずれていることが分かります。技術の細かさを売りにしていたつもりが、実際に評価されていたのは連絡の早さだった、という具合に。この発見は、記事より価値があることも多い

手間としては、1本あたり取材30分と執筆2時間程度です。月に1本でも、1年で12社分の具体的な話が積み上がります。自社で書いた12本より、確実に効きます。理由は最初に挙げた3条件のとおりで、使っている人の、具体的で、欠点も含んだ話だからです。

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5.BEACON は、取材の設計から一緒に立つ

BEACON(BEYOND PLAYBOOK)は、記事を代筆して終わりではありません。BEYOND Holdings 自身が実業を回す当事者として、取材先の選び方 → 質問の順番づくり → 欠点の扱い方 → 掲載確認の進め方までを、貴社の商材と取引先の関係に合わせて一緒に組み立てます。狙うのは、社外の言葉で信頼が積み上がる状態です。

まずは無料の情報発信診断で、いまの発信のどこが詰まっているかを確かめてみてください。結果を見ながら、最初に取材する1社を一緒に決めましょう。

※背景データは、株式会社ネオマーケティングが2026年に公表した『口コミ・レビューの利用実態調査(2026年)』において、情報収集で予約・比較・口コミサイトを利用する割合が宿泊86.6%・家電80.7%・飲食80.3%であったこと、SNSのレビューが信頼される条件として実際に使用していること・内容が具体的であること・悪い点にも言及があることが示されたことを参照しました。同調査は同社が実施した自社調査です。取材内容の掲載にあたっては、取引先の許諾および表示に関する法令の遵守が必要です。