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#情報発信#集客・新規#ブランディング
Branding Column · 2026.09.05

ネット183.9分・テレビ156.1分の時代に|長い記事と短い投稿を、目的で分ける

総務省情報通信政策研究所が2026年6月に公表した令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査によると、全年代の平均利用時間は平日でインターネット183.9分・テレビ(リアルタイム)156.1分。休日は192.9分と189.2分で、いずれもインターネットが上回りました。
一方、世の中のできごとについて信頼できる情報を得るために最も利用するメディアは、全年代でテレビが50.3%と最多。10代と50代から70代はテレビ、それ以外の年代はインターネットでした。
接触している時間と、信頼を置いている場所は一致していません。だから発信の長さは、読まれる長さではなく目的で決めます。

1.接触は増えたが、信頼の置き場所は割れている

数字が示しているのは二つのことです。一つは、ネットに触れている時間がテレビを上回り、その差が広がっていること。もう一つは、信頼できる情報を得る先は年代によって割れていることです。

中小企業にとって、この二つ目のほうが重要です。BtoBでも地域商売でも、相手の年代はこちらで選べません。決裁者が60代、担当者が30代という組み合わせは、どの業界でも普通に起きます。だから『一つの媒体に絞って、そこだけやる』という設計は、思っているより危うい。

そしてもう一点。接触が多いことと、信頼されることは別です。短い投稿を毎日重ねれば接触は増えますが、それがそのまま『この会社に頼もう』にはつながりません。役割が違うものを、量で代用しようとしている——発信が続かない会社の多くは、ここでつまずいています。

2.長さで決めるのをやめて、役割で決める

短い投稿の役割は、思い出してもらうことです。存在の更新と言ってもいい。『あの会社、まだ元気にやっているな』が伝われば、それで役目を果たしています。

長い記事の役割は、判断材料を渡すことです。読み終わったときに、相手が社内の誰かにこの会社のことを説明できる状態になっている。ここまで来て初めて、検討の土俵に乗ります。

この二つは、互いに代替できません。短い投稿を100本出しても判断材料にはならず、長い記事を月に1本出すだけでは思い出してもらえない。だから両方要ります。問題は本数ではなく、どちらの役割を担わせているかが決まっていないことです。

短い投稿は、思い出してもらうため。長い記事は、判断してもらうため

3.長さを決める、四つの基準

相手が読む場面を、文字数より先に決める
移動中に片手で見るのか、机に向かって数社を比べているのか。前者は短く、後者は長く。この場面が決まらないうちに文字数の議論をすると、必ず『とりあえず1,000字くらい』という中途半端なところに落ち着きます。中途半端な長さは、両方の役割を果たしませんポイント:文字数の前に、読む場面を決める
一本で答える問いを、一つに絞る
長い記事が読まれない原因は、長さではなく問いが複数あることです。問いが一つに絞れていれば3,000字でも最後まで読まれます。逆に問いが三つ混ざっていると、800字でも離脱します。長さの限界を決めているのは、字数ではなく問いの数です。書き出す前に、答える問いを一行で書いてみてください。ポイント:長さの限界を決めるのは、字数ではなく問いの数
短い投稿は更新、長い記事は保存と考える
短い投稿は流れて消える前提で作ります。凝りすぎない。一方、長い記事は半年後に検索から来る人に向けて作る。だから日付に依存する書き方を避け、後から読んでも成立する形にする。作り方も、使い回し方も変わります。ここを混ぜると、どちらも中途半端になります。ポイント:消えるものと残るものを、最初に分けて作る
長い記事を先に書き、短い投稿はそこから切り出す
順番を逆にすると、短い投稿の寄せ集めになって芯が通りません。まず判断材料としての一本を書き、その中の一段落を投稿に回す。手間も減ります。切り出す元が一つあれば、投稿のネタは枯れません。ネタ切れで止まる会社は、たいてい元になる長い一本を持っていません。ポイント:切り出す元が一つあると、投稿は枯れない

4.実業の当事者として言えること

私たちBEYONDは、外から助言するコンサルではなく、中小企業同士が連合して複数の実業を回している当事者です。自分たちでも発信を続けてきて分かったのは、続かない理由は長さではないということでした。

止まる会社は、何を判断してもらいたいかが決まっていません。だから毎回ゼロから書くことを探すことになり、疲れて止まる。判断してもらいたいことが一つ決まっていれば、切り口を変えて何本でも書けます。

テレビが50.3%という数字は、中小企業がテレビに出るべきだという話ではありません。信頼を得る経路は、量ではなく形で決まっているという話です。長い記事が果たしている役割は、相手の中にこの会社は分かっているという判断を作ること。テレビが担っている機能を、自社の媒体で自分で作りにいく、という理解が近い。

現実的な配分も書いておきます。長い記事は月に1本で構いません。書き手の負担が大きいので、無理に増やすと止まります。月に4本の短い投稿と、月に1本の長い記事。この配分から始めて、続くようになってから増やす。逆から始めると、たいてい二か月でどちらも止まります。

最初の一歩は、直近3か月の投稿を並べて、これを読んだ人が誰かに説明できる状態になるかを一本ずつ判定することです。判定がノーばかりなら、長い記事が一本もないということ。その場合、まず一本書くところからです。

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5.BEACON は、役割分けから一緒に立つ

BEACON(BEYOND PLAYBOOK)は、記事を代筆する立場ではありません。BEYOND Holdings 自身が実業を回す当事者として、判断してもらいたいことの言語化 → 長い記事の設計 → 投稿への切り出し → 続く配分の決定までを、貴社の人員に合わせて一緒に組み立てます。狙うのは、ネタ切れで止まらない発信です。

まずは無料の情報発信診断で、伝わらない原因がどこにあるかを確かめてみてください。結果を見ながら、最初の一本の問いを一緒に決めましょう。

※データに関する記述は、総務省情報通信政策研究所が2026年6月に公表した令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書において、全年代の平均利用時間が平日でインターネット183.9分・テレビ(リアルタイム)156.1分、休日でインターネット192.9分・テレビ(リアルタイム)189.2分であること、世の中のできごとや動きについて信頼できる情報を得るために最も利用するメディアは全年代でテレビが50.3%と最も高く、10代および50代から70代ではテレビ、それ以外の年代ではインターネットが最も高かったことを参照しました。標本調査であり、対象や設問の設計により結果は異なります。本文中の発信設計は一般的な整理であり、成果を保証するものではありません。