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#情報発信#人材育成#業務効率化
Branding Column · 2026.09.11

書ける社員がいないから発信できない、は誤診|足りないのは文章力ではなく素材

発信を続けたいが、書ける社員がいない——よく聞く話です。そこで外注するか、社長が書き続けるかの二択になります。
ところが、持ち回りがうまくいかない原因は文章力ではありません。書く前に渡されている材料が、何もないことです。
白紙と締切だけ渡されて書ける人は、社内にほとんどいません。足りないのは書く力ではなく、素材の集め方のほうです。

1.『書けない』の中身は、たいてい三つ

一つ目は題材がない。何を書けばいいのかが分からない。日々の仕事はしているのに、それが書く対象になると思っていません。

二つ目は型がない。何から書き出せばいいか分からず、最初の一行で止まります。文章を書き慣れていない人にとって、白紙は最大の障害です。

三つ目は判断がない。客先の名前を出していいのか、金額に触れていいのか、失敗した話は書いていいのか。分からないので、当たり障りのないことしか書けなくなります。そして当たり障りのない記事は、読まれません。

三つとも、文章力とは関係ありません。そして三つとも、仕組みで潰せます。

白紙と締切だけ渡されて書ける人は、社内にほとんどいない

2.集める人と、書く人を分ける

持ち回りが続かない最大の理由は、一人に『探す・決める・書く』を全部やらせていることです。負担の大半は、実は書くことではなく探すことにあります。

だから分けます。素材は全員から日常的に集める。書くのは持ち回り。公開してよいかの判断は一人が持つ。この三つを別の人が担うと、書く人の負担は半分以下になります。

素材は難しいものである必要がありません。現場の写真、お客様がこぼした一言、断った依頼、直した不具合、新しく買った道具。共有のチャットに、写真一枚と一行を投げるだけ。書く人は、たまったものから選びます。

3.持ち回りを回す、四つの手順

素材置き場を一つ作り、全員が判断せずに投げる
専用のチャットか共有フォルダを一つだけ用意します。要点は、投げる側に『これは使えるか』を判断させないことです。判断を求めると投稿は止まります。使えるかどうかは書く人が決める、と最初に宣言してください。投げるハードルを下げることが、素材の量を決めますポイント:投げる側に、使えるかどうかを判断させない
書く型を、三つだけ用意する
『困りごと → やったこと → 結果』『よく聞かれる質問 → 答え』『現場の写真 → 何をしているか』。この三つで、書きたいことの大半は埋まります。型があれば白紙にはなりません。四つ以上作ると選ぶのに迷うので、三つで止めてくださいポイント:型を渡すと、書く時間が半分になる
公開してよい範囲を、先に紙で示す
客先名は不可、業種と規模は可。金額は範囲でなら可。失敗談は自社のものなら可。この程度の粒度で構いません。判断を都度求めると、持ち回りは重くなります。書くたびに社長に確認が必要な運用は、二人目で止まります。境界を先に渡しておけば、書く人は自分で判断できます。ポイント:判断を都度させず、境界を先に渡す
順番と締切を、年間で貼り出す
誰がいつ書くかを一年分決めて貼ります。直前に指名すると、まず断られます。三か月前から自分の番だと分かっていれば、その間に素材を意識して集めてくれます。順番を先に決めることの効果は、書く準備より素材の集まり方に出ます。ポイント:順番を先に決めると、素材の集まり方が変わる

4.実業の当事者として言えること

私たちBEYONDは、外から助言するコンサルではなく、中小企業同士が連合して複数の実業を回している当事者です。発信も自分たちでやっているので、この難しさは実感があります。

やってみて分かったのは、文章が上手い人が書いた記事より、現場の人が素材を持って書いた記事のほうが読まれるということでした。理由は単純で、具体が入っているからです。読み手が求めているのは文章の巧みさではなく、その現場にしかない事実です

そして、持ち回りの本当の効果は記事そのものではありませんでした。社員が自社の仕事を言葉にする訓練になることです。一度書いた人は、次からお客様への説明が変わります。発信の副産物として、説明できる人が増えていきます

注意点を一つ。初期に質を求めすぎないでください。持ち回りを始めた最初の数か月は、うまくない記事が並びます。ここで社長が全部書き直すと、書いた人は次から自分の言葉で書かなくなります。直すのは事実の誤りと公開範囲だけ、と決めておく。

もう一つ。書けない人には、話してもらって別の人が書き起こす形もあります。現場を一番よく知っている人が、一番書くのが苦手ということはよくある。書く力を全員に求める必要はありません。

最初の一歩は、素材置き場を一つ作り、来週の一週間だけ全員に写真一枚と一言を投げてもらうことです。集まった数が、この仕組みを続けられるかどうかの答えになります。

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5.BEACON は、素材の集め方から一緒に立つ

BEACON(BEYOND PLAYBOOK)は、記事を代筆する立場ではありません。BEYOND Holdings 自身が実業を回す当事者として、素材置き場の設計 → 書く型の作成 → 公開範囲の明文化 → 年間の順番決めまでを、貴社の人数と現場に合わせて一緒に組み立てます。狙うのは、書く人が困らない状態です。

まずは無料の情報発信診断で、伝わらない原因がどこにあるかを確かめてみてください。結果を見ながら、最初の型を一緒に作りましょう。

※本記事は社内での発信運用に関する一般的な整理であり、成果を保証するものではありません。取引先や現場の写真、事例を公開する際は、守秘義務および契約上の取扱いを確認し、必要に応じて相手方の了解を得てください。人物が写る写真の取扱いについては、本人の同意および個人情報の取扱いに留意してください。