本数を増やす発想が生まれる理由は分かります。増やすのは行動として分かりやすく、進捗が数えられるからです。今月4本書いた、と報告できる。一方、更新は成果が見えにくく、報告もしづらい。
しかし、すでに公開されている記事には、すでに読者がついています。何もしなくても、毎月一定数の人が読んでいる。その記事に古い数字が載っていれば、その人数分だけ間違いが届いているということです。
新しい記事は、読まれるまでに時間がかかります。すでに読まれている記事を直すほうが、効果が出るまでの距離が短い。これは検索の話というより、単純な算数です。
一つ目は事実の古さ。統計の数値、制度の内容、税率、期限。これは間違いになるので、最優先で直します。読み手が実際に損をする可能性があるからです。
二つ目は前提の古さ。当時は正しかったが、状況が変わって前提が成立しなくなったもの。金利がほぼゼロだった頃の資金の話、人が採れた頃の採用の話。間違いではないが、いま読むと役に立ちません。
三つ目は自社の古さ。もうやっていないサービス、いない担当者、変わった連絡先。これが一番みっともなく、しかも一番よく残っています。
三つは直し方が違います。一つ目は数字の差し替え、二つ目は書き足し、三つ目は削除か統合。この区別をせずに『全部見直す』と決めると、量に負けて止まります。
私たちBEYONDは、外から助言するコンサルではなく、中小企業同士が連合して複数の実業を回している当事者です。自分たちも記事を書いて公開しているので、この問題は毎月直面しています。
実感として、更新が後回しになる理由は、時間ではありません。新しく書くのは前向きな作業ですが、古い記事を直すのは過去の自分の間違いと向き合う作業だからです。心理的な負担が違う。だから『時間ができたら』と言い続けることになります。
だから運用でしか解決できません。新規と更新の本数を、最初から比率で決めておく。たとえば新規3本に対して更新1本。更新を予定に入れておかないと、永久に来ません。
もう一つ、見落とされがちな効果があります。古い記事を直すと、書き手が自社の変化に気づきます。二年前に書いた内容といまの考えが違っていれば、そこには何かが起きている。その差分こそが、次に書くべき新しい記事の題材になります。更新はネタ切れの対策でもあります。
最初の一歩は、自社の記事の中で最も読まれている三本を開き、数字と制度の記述を確認することです。読まれている順に見るのが要点です。誰も読んでいない記事の間違いは、実害がありません。
発信の目的・ネタ源・型・継続性の4観点から、伝わらない原因をレーダーで特定します。登録不要・その場で結果。
▶ 情報発信診断をはじめる 無料で相談するBEACON(BEYOND PLAYBOOK)は、記事を代筆する立場ではありません。BEYOND Holdings 自身が実業を回す当事者として、数字と制度を含む記事の抽出 → 古さの三分類 → 統合と注記の判断 → 新規と更新の比率決めまでを、貴社の記事の量に合わせて一緒に整理します。狙うのは、古い記事が信用を削らない状態です。
まずは無料の情報発信診断で、伝わらない原因がどこにあるかを確かめてみてください。結果を見ながら、最初に直す三本を一緒に選びましょう。
※本記事は既存コンテンツの更新に関する一般的な整理であり、検索順位や集客上の成果を保証するものではありません。記事の統合や削除を行う場合は、リンクや導線への影響を確認したうえで実施してください。制度や統計に関する記述を更新する際は、必ず公表元の一次情報をご確認ください。