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#差別化#ブランディング#集客・新規
Branding Column · 2026.09.05

競合3社のサイトを並べたら、自社だけ書いていないことがあった

ホームページを直すとき、多くの会社は何を足すかから考えます。実績を増やす、写真を替える、強みを書き足す。
ある設備工事会社(想定事例)は、その前に競合3社のサイトを印刷して机に並べてみました。すると、足りないのは強みの表現ではありませんでした。
3社が全員書いていて、自社だけが書いていない情報が、五つもあったのです。

1.強みを足しても、問い合わせは増えなかった

従業員20名の設備工事会社です。ホームページを作り直し、施工実績のページを増やし、代表の写真も入れました。制作会社の提案どおりに、伝えたいことを丁寧に足していった形です。

それでも、問い合わせの数は変わりませんでした。社内の議論は決まって『うちの強みが伝わっていない』に戻ります。そして、また何かを足す。この繰り返しでした。

行き詰まったところで、順番を変えました。足す前に、他社が何を書いているかを見る。それだけです。

2.並べて分かったのは、欠けているものだった

やったことは単純です。競合3社のトップページとサービス紹介ページを印刷し、机に並べて、書いてある項目を全部書き出して突き合わせました

出てきたのは、こういう項目でした。対応エリアの明記。料金の目安。対応できない工事の範囲。緊急時の連絡先と受付時間。有資格者の人数。3社中3社が書いていて、自社にだけないものが五つ。

どれも強みではありません。判断材料です。そして気づきました。お客様は強みを比べる前に、候補に残すかどうかを先に判定している。エリアが分からなければ読み進めません。料金の目安がなければ、問い合わせるのが面倒で外します。強みの土俵に上がる前に、落ちていたわけです。

選ばれない理由は、強みが弱いことではない。候補に残る前に、判定材料が足りていない

3.並べて見るときの、四つの手順

3社に絞り、印刷して机に並べる
画面で見ると、どうしても流し読みになります。紙にして横に並べると、書いてある・書いていないが一目で分かります。社数は3社で十分です。多くすると項目が発散して、結局どれも埋められません。選ぶのは、実際に相見積もりで当たる相手にしてください。業界の最大手ではありません。ポイント:多く見るより、少なく並べて突き合わせる
良し悪しではなく、項目の有無だけを記録する
最初の一周では、デザインや文章の感想を禁止します。あるかないかだけを表に書く。感想を混ぜた瞬間に、結論が『あの会社のほうがかっこいい』という好みの話になり、打ち手が出てこなくなります。評価は、項目が出そろってからで間に合いますポイント:最初の一周は、評価をせずに有無だけを取る
全社が書いていて自社にない項目を、最優先で埋める
3社とも書いているということは、その業界でお客様が必ず気にする項目だということです。そこが自社だけ空欄なのは、個性ではなく欠落です。ここを埋めるのに、新しい写真もキャッチコピーも要りません。すでに社内にある情報を、載せるだけで終わります。ポイント:全員が書いている項目の空欄は、差別化ではなく欠落
逆に、全社が書いていない項目を一つ探す
ここが本当の差別化です。3社とも触れていないのに、お客様は実は気にしていること。断る仕事の基準、過去の失敗にどう対応したか、値上げをした場合の根拠。書くのに勇気が要る項目に、たいてい答えがあります。全員が避けているということは、そこに空きがあるということです。ポイント:全員が避けている項目に、差がつく余地がある

4.やってみて分かること

私たちBEYONDは、外から助言するコンサルではなく、中小企業同士が連合して複数の実業を回している当事者です。自社のサイトも、この方法で何度も見直してきました。

実感として、『強みが伝わらない』と言う会社の多くは、強みの手前で落ちています。伝えたいことは十分に書いてあるのに、相手が知りたいことが書いていない。この二つは、社内からは同じに見えます。

そして欠けているものは、自分では見えません。自社にとっては当たり前すぎて、書く必要を感じないからです。対応エリアなど、社内の全員が知っているので、載っていないことに誰も気づかない。並べて初めて見えます

この作業は、制作会社に頼まなくてもできます。むしろ自社でやったほうがいい。項目の意味が分かるのは、中で仕事をしている人だからです。外注すると、項目は集まっても、なぜそれが必要かの判断が付きません。

ただし注意点が一つ。真似で終わらせないことです。3社にあって自社にない項目を埋めるのは、同じ土俵に上がる作業であって、差別化ではありません。土俵に上がったうえで、四つ目をやる。ここまでやって、ようやく選ばれる理由の話になります。

最初の一歩は、競合3社のトップページとサービス詳細ページを印刷すること。合計6枚です。項目を書き出すのに1時間もかかりません。

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5.MAGNET は、欠落の発見から一緒に立つ

MAGNET(BEYOND PLAYBOOK)は、ホームページを作って納品する立場ではありません。BEYOND Holdings 自身が実業を回す当事者として、比較対象の選定 → 項目の突き合わせ → 欠落の穴埋め → 誰も書いていない一項目の言語化までを、貴社の商売に合わせて一緒に進めます。狙うのは、候補から外れない状態です。

まずは無料の差別化診断で、選ばれる理由が届いているかを確かめてみてください。結果を見ながら、最初に埋める項目を一緒に決めましょう。

※本記事の会社の場面は、中小企業でよくある状況をもとに構成した想定事例であり、特定の企業を指すものではありません。他社のウェブサイトを参照する際は、掲載内容の転載や表現の模倣にあたる行為を避け、著作権その他の権利に留意してください。本文中の手順は一般的な整理であり、成果を保証するものではありません。