従業員20名の設備工事会社です。ホームページを作り直し、施工実績のページを増やし、代表の写真も入れました。制作会社の提案どおりに、伝えたいことを丁寧に足していった形です。
それでも、問い合わせの数は変わりませんでした。社内の議論は決まって『うちの強みが伝わっていない』に戻ります。そして、また何かを足す。この繰り返しでした。
行き詰まったところで、順番を変えました。足す前に、他社が何を書いているかを見る。それだけです。
やったことは単純です。競合3社のトップページとサービス紹介ページを印刷し、机に並べて、書いてある項目を全部書き出して突き合わせました。
出てきたのは、こういう項目でした。対応エリアの明記。料金の目安。対応できない工事の範囲。緊急時の連絡先と受付時間。有資格者の人数。3社中3社が書いていて、自社にだけないものが五つ。
どれも強みではありません。判断材料です。そして気づきました。お客様は強みを比べる前に、候補に残すかどうかを先に判定している。エリアが分からなければ読み進めません。料金の目安がなければ、問い合わせるのが面倒で外します。強みの土俵に上がる前に、落ちていたわけです。
私たちBEYONDは、外から助言するコンサルではなく、中小企業同士が連合して複数の実業を回している当事者です。自社のサイトも、この方法で何度も見直してきました。
実感として、『強みが伝わらない』と言う会社の多くは、強みの手前で落ちています。伝えたいことは十分に書いてあるのに、相手が知りたいことが書いていない。この二つは、社内からは同じに見えます。
そして欠けているものは、自分では見えません。自社にとっては当たり前すぎて、書く必要を感じないからです。対応エリアなど、社内の全員が知っているので、載っていないことに誰も気づかない。並べて初めて見えます。
この作業は、制作会社に頼まなくてもできます。むしろ自社でやったほうがいい。項目の意味が分かるのは、中で仕事をしている人だからです。外注すると、項目は集まっても、なぜそれが必要かの判断が付きません。
ただし注意点が一つ。真似で終わらせないことです。3社にあって自社にない項目を埋めるのは、同じ土俵に上がる作業であって、差別化ではありません。土俵に上がったうえで、四つ目をやる。ここまでやって、ようやく選ばれる理由の話になります。
最初の一歩は、競合3社のトップページとサービス詳細ページを印刷すること。合計6枚です。項目を書き出すのに1時間もかかりません。
強みの特定・言語化・伝達・一貫性の4観点から、選ばれる理由が届いているかをレーダーで特定します。登録不要・その場で結果。
▶ 差別化診断をはじめる 無料で相談するMAGNET(BEYOND PLAYBOOK)は、ホームページを作って納品する立場ではありません。BEYOND Holdings 自身が実業を回す当事者として、比較対象の選定 → 項目の突き合わせ → 欠落の穴埋め → 誰も書いていない一項目の言語化までを、貴社の商売に合わせて一緒に進めます。狙うのは、候補から外れない状態です。
まずは無料の差別化診断で、選ばれる理由が届いているかを確かめてみてください。結果を見ながら、最初に埋める項目を一緒に決めましょう。
※本記事の会社の場面は、中小企業でよくある状況をもとに構成した想定事例であり、特定の企業を指すものではありません。他社のウェブサイトを参照する際は、掲載内容の転載や表現の模倣にあたる行為を避け、著作権その他の権利に留意してください。本文中の手順は一般的な整理であり、成果を保証するものではありません。