一つ目、説明コストが永久に発生する。名前を聞いて中身が分からなければ、必ず補足が要ります。電話、メール、名刺交換、提案書の冒頭。1回30秒でも、営業活動の全期間にわたって払い続けるコストです。
二つ目、検索されない。困っている人が打ち込むのは、サービス名ではなく症状や用途です。造語は、すでに自社を知っている人しか検索できません。知られていない会社にとって、これは入口を自分で塞ぐことに近い。
三つ目、社内で呼び方が割れる。正式名称が長かったり読みにくかったりすると、現場は勝手に略します。営業は略称、経理は正式名称、社長は昔の呼び方。同じものを指しているのに、資料も会話もそろわなくなります。
ここが分岐点です。有名企業のサービス名は、たいてい造語です。それで成立しているのは、広告と時間で意味を後から詰め込んでいるからです。
意味のない言葉に意味を持たせる作業には、莫大な露出が要ります。中小企業がその戦い方を真似すると、意味が入らないまま名前だけが残ります。10年経っても『それは何ですか』と聞かれ続ける。
中小企業が取るべきは逆の戦略です。最初から意味が入っている言葉を使い、露出への投資をゼロにする。名前が説明を肩代わりしてくれるぶん、限られた営業時間を中身の話に使えます。
私たちBEYONDは、外から助言するコンサルではなく、中小企業同士が連合して複数の実業を回している当事者です。サービス名を決める場面には何度も立ち会ってきました。
振り返って思うのは、名前を決める会議は、たいてい社内の好みで決まっているということです。かっこいいかどうか、社長が気に入るかどうか。客が聞いたときにどう受け取るかは、意外と議論されません。
効いたのは、候補を3つに絞ってから実際に客に電話で使ってみたことでした。反応は明確に分かれます。聞き返される名前と、そのまま話が続く名前がある。会議で何時間議論するより、5件の電話のほうが答えが出ます。
そして、名前は後から変えられます。ここも見落とされがちです。看板を作り替える費用を心配して、分かりにくい名前を使い続けるより、早い段階で変えたほうが安い。変える費用は一度きり、説明する費用は毎回発生します。
もちろん、造語が悪いわけではありません。すでに指名で呼ばれている会社なら、造語は資産になります。判断の基準は好みではなく、いま自社が説明コストを払える段階かどうかです。
強みの特定・言語化・伝達・一貫性の4観点から、選ばれる理由が届いているかをレーダーで特定します。登録不要・その場で結果。
▶ 差別化診断をはじめる 無料で相談するMAGNET(BEYOND PLAYBOOK)は、ネーミングを納品する立場ではありません。BEYOND Holdings 自身が実業を回す当事者として、対象と用途の整理 → 候補の絞り込み → 口頭での検証 → 社内での呼ばれ方の確認までを、貴社の商材に合わせて一緒に進めます。狙うのは、説明しなくても伝わる名前です。
まずは無料の差別化診断で、選ばれる理由が届く形になっているかを確かめてみてください。結果を見ながら、名前の候補を一緒に検証しましょう。
※本文中の判断基準と手順は、BEYOND Holdings が複数の実業を運営する中で用いている一般的な整理です。商標の調査・登録可否については専門家にご確認ください。業種・商材により適した命名は異なり、成果を保証するものではありません。