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#売上アップ#価格・値上げ#数字・見える化
Sales Column · 2026.07.06

『忙しいのに儲からない』
の正体

受注は途切れない。現場はフル稼働。なのに、決算を締めると利益が薄い──いま、この『忙しいのに儲からない』を訴える社長がかつてなく増えています。理由は明確です。2025年10月、最低賃金は全国加重平均1,121円へ、過去最大の6.3%引き上げ。原材料もエネルギーも上がり続ける。コストは全部上がったのに、売値だけが据え置きだからです。忙しさは、それだけでは利益になりません。

1.いま起きている事実 ── コストは上がり、転嫁は追いつかない

2025年10月に発効した最低賃金は、全国加重平均で1,121円(前年比66円・6.3%増)。全都道府県が初めて1,000円を超えました。これは時給で働く従業員だけの話ではありません。最低賃金が上がれば、その上の層の給与も連動して押し上げられます。人件費は会社全体で膨らむのです。

一方で、そのコスト増を売値に乗せられているかというと──中小企業庁の2025年9月調査で、価格転嫁率は53.5%。とりわけ労務費の転嫁率は、初めて50%に到達したばかりです。裏を返せば、増えた人件費の半分は、いまだに自社が飲み込んでいる。日本商工会議所の調査でも『具体的な対応が取れず収益を圧迫している』が31.4%で最多でした。忙しいのに手元にお金が残らないのは、根性の問題ではなく、この構造のせいです。

2.『忙しさ』が利益を隠す ── 一番危ない誤解

ここで多くの会社が陥るのが、『忙しい=儲かっているはず』という思い込みです。売上は見えても、一件ごとの粗利は見えていない。だから、実は赤字に近い仕事を全力で回している、ということが平気で起こります。コストが上がった今、数年前は黒字だった価格が、そのままでは赤字に転落しているケースは珍しくありません。

忙しさは、この危険信号をむしろ覆い隠します。手が動いている限り『回っている』気がしてしまう。しかし、儲からない仕事で忙しいほど、体力は削られ値上げ交渉の時間も気力も奪われる。忙しさは利益の証明ではなく、値決めを先送りする言い訳になりやすいのです。

売上は『忙しさ』を映す。
利益を映すのは一件ごとの粗利だけ。

3.自社ならどう動くか ── 利益を取り戻す3手

仕事別に『粗利』を並べて見える化する
商品・顧客・案件ごとに、売値から材料費と人件費(作業時間×時給)を引いた粗利を出す。全部まとめた平均ではなく一件ずつ。ここで必ず『忙しいのに薄い仕事』が姿を現す。こんな現場:どの仕事が儲かっているか、感覚でしか答えられない
薄利・赤字の仕事から値決めし直す
粗利の薄い順に、値上げ・仕様変更・場合によっては受注をやめる判断を。コスト上昇は取引先も同じ状況で、いまは値上げ交渉の根拠(最賃・原材料の公的データ)が揃っている時期。理由を添えれば通りやすい。こんな現場:一律で薄く、どこから直せばいいか分からない
空いた手を『儲かる仕事』に振り替える
薄利仕事を絞れば現場に余力が生まれる。その時間を、粗利の高い主力商品や既存客の単価アップに回す。忙しさの総量を減らして、利益の総量を増やすのが狙い。こんな現場:とにかく全部受けて、現場が疲弊している

4.『働き方』ではなく『値決め』を変える

忙しいのに儲からないとき、多くの社長はまず『もっと効率よく』『もっと数を』と考えます。しかしコストが構造的に上がった今、本当に効くのは値決めのほうです。粗利が見えれば、どの仕事を上げ、どの仕事を手放すかが決まる。忙しさを減らしながら利益が増える、という一見矛盾したことが現実になります。

感覚で『たぶん儲かっている』と言い続ける限り、コスト高はじわじわと利益を削り続けます。まず一件ごとの粗利を数字にすること。SURGEは、この見える化と値決めを、現場で回る形に落とし込みます。

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5.SURGE は、『忙しさ』を『利益』に変える順番から

SURGE(BEYOND PLAYBOOK)は、アドバイスして終わりではありません。BEYOND Holdings 自身が、最低賃金も原材料も上がり続けるこの環境で複数の実業を回してきた当事者として、一件ごとの粗利の見える化 → 薄利仕事の値決め → 余力を主力へ振り替えという順番を、貴社の現場に合わせて一緒に組み立てます。忙しさは、正しく値決めして初めて利益になります。

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