2025年10月に発効した最低賃金は、全国加重平均で1,121円(前年比66円・6.3%増)。全都道府県が初めて1,000円を超えました。これは時給で働く従業員だけの話ではありません。最低賃金が上がれば、その上の層の給与も連動して押し上げられます。人件費は会社全体で膨らむのです。
一方で、そのコスト増を売値に乗せられているかというと──中小企業庁の2025年9月調査で、価格転嫁率は53.5%。とりわけ労務費の転嫁率は、初めて50%に到達したばかりです。裏を返せば、増えた人件費の半分は、いまだに自社が飲み込んでいる。日本商工会議所の調査でも『具体的な対応が取れず収益を圧迫している』が31.4%で最多でした。忙しいのに手元にお金が残らないのは、根性の問題ではなく、この構造のせいです。
ここで多くの会社が陥るのが、『忙しい=儲かっているはず』という思い込みです。売上は見えても、一件ごとの粗利は見えていない。だから、実は赤字に近い仕事を全力で回している、ということが平気で起こります。コストが上がった今、数年前は黒字だった価格が、そのままでは赤字に転落しているケースは珍しくありません。
忙しさは、この危険信号をむしろ覆い隠します。手が動いている限り『回っている』気がしてしまう。しかし、儲からない仕事で忙しいほど、体力は削られ値上げ交渉の時間も気力も奪われる。忙しさは利益の証明ではなく、値決めを先送りする言い訳になりやすいのです。
忙しいのに儲からないとき、多くの社長はまず『もっと効率よく』『もっと数を』と考えます。しかしコストが構造的に上がった今、本当に効くのは値決めのほうです。粗利が見えれば、どの仕事を上げ、どの仕事を手放すかが決まる。忙しさを減らしながら利益が増える、という一見矛盾したことが現実になります。
感覚で『たぶん儲かっている』と言い続ける限り、コスト高はじわじわと利益を削り続けます。まず一件ごとの粗利を数字にすること。SURGEは、この見える化と値決めを、現場で回る形に落とし込みます。
単価・客数・リピート・商品構成の4観点から、いま一番利益に効く『初手』をレーダーで特定します。登録不要・その場で結果。
▶ 売上天井診断をはじめる 無料で相談するSURGE(BEYOND PLAYBOOK)は、アドバイスして終わりではありません。BEYOND Holdings 自身が、最低賃金も原材料も上がり続けるこの環境で複数の実業を回してきた当事者として、一件ごとの粗利の見える化 → 薄利仕事の値決め → 余力を主力へ振り替えという順番を、貴社の現場に合わせて一緒に組み立てます。忙しさは、正しく値決めして初めて利益になります。
まずは無料の売上天井診断で、貴社がどこから手をつけるべきかを掴むところから。結果を見ながら、最初の一手を一緒に決めましょう。