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#集客・新規#売上アップ#意思決定
Sales Column · 2026.08.23

名刺180枚を持ち帰って、
動いたのは3件だった(想定事例)

ブースは盛況でした。名刺は180枚。社内の空気も明るく、出展した甲斐があったと誰もが思っていました。
ところが翌月、実際に商談として動いたのは3件。出展費用と人件費を思えば、明らかに割に合いません。
この結末の原因は、集客でも商品でもないことがほとんどです。会期後の72時間で決まっています。以下は想定事例です。

1.【before】会期は盛況、翌月の商談はほぼゼロ

従業員40名の産業用部品メーカー。年に一度の業界展示会に出展し、3日間で180枚の名刺が集まりました。社長も現場に立ち、手応えは十分。

会期が終わり、営業部は翌週にお礼メールを一斉送信しました。文面は丁寧です。ご来場の御礼、製品カタログのリンク、担当者の連絡先。180人全員に、同じ内容を送りました。

返信は4件。うち具体的な相談に進んだのは3件でした。営業部長の総括は『やはり展示会は数打つしかない』。翌年も同じやり方で出展することが決まりました。

同じ文面を全員に送った時点で、会場での会話は消えている

2.何が起きていたのか

問題は、お礼メールの文面ではありません。会場で交わした会話が、どこにも残っていなかったことです。

180人のうち、実際に立ち止まって具体的な相談をした人は10人程度いたはずです。『いまの設備の◯◯で困っている』『来期に更新を検討している』。その場では確かに聞いているのに、名刺には何も書いていない。会期3日目には、誰が何を言ったか本人にも分からなくなっています。

結果として、全員が同じ扱いになりました。相手から見れば、会場で話した内容に一切触れていないメールが届いたことになります。これは『覚えていません』と伝えているのと同じです。熱を持っていた10人ほど、この扱いに冷めます

そして時間の問題があります。展示会で受けた印象は、数日で急速に薄れます。相手は何十社ものブースを回っている。1週間後に届いたメールでは、どの会社だったか思い出せません。

3.やることは、記憶が残っているうちに順番をつけること

翌年、この会社は出展の中身を変えませんでした。ブースも展示物もほぼ同じです。変えたのは、名刺の扱いと会期後の3日間だけ

結果、名刺の枚数は前年より少ない150枚台でしたが、商談に進んだのは20件を超えました。やったのは、次の四つです。

4.会期後72時間の、四つの手

ブースで3段階のメモを付ける。その日のうちに
名刺の右上にA・B・Cだけ書く。Aは具体的な課題を話した人、Bは関心を示した人、Cは挨拶のみ。あわせて会話の一言だけを裏に書く。『来期更新』『納期の相談』で十分です。3日目に全部やろうとすると必ず崩れるので、毎日終了時に10分取るポイント:分類は3つまで。その日のうちにしか書けない
48時間以内に送る。ただし提案はしない
早さが最優先です。内容は会場での会話を1行入れて、思い出してもらうことだけを目的にする。ここで製品提案を入れると売り込みとして処理されます。『◯◯の件でお話しした件、資料をまとめました』の一行があるかどうかで開封後の反応が変わります。ポイント:最初の1通は、売り込まずに思い出させる
電話はAだけ。B・Cは一斉でよい
全員に個別対応する体力は中小企業にはありません。Aの10〜20件だけ、1週間以内に電話する。B・Cは一斉メールで十分です。限られた時間を、熱があるうちのAに全部使う。ここで平等に配ると、全部が薄まります。ポイント:平等に配らず、熱のある側に寄せる
2週間後に、別の切り口でもう一度当てる
1回で反応がないのは、興味がないからとは限りません。会期後は誰もが忙しい。2週間後に、最初とは違う角度──導入事例、他社の困りごと、期限のある情報──で一度だけ当てる。1回で判断せず、2回で判断すると取りこぼしが減ります。ポイント:反応がない=関心がない、ではない

5.実業の当事者として言えること

私たちBEYONDは、外から助言するコンサルではなく、中小企業同士が連合して複数の実業を回している当事者です。グループ各社でも展示会には出ますし、逆に来場者として他社のブースを回る側にもなります。

来場者の立場に立つと、この構造がよく分かります。会期後に届くメールは、たいてい似ています。御礼、カタログ、連絡先。何十通も届くので、ほとんど開かないまま消えていきます。

その中で、会場での会話に触れているメールだけは開きます。『納期の件を気にされていたので、標準納期の内訳をまとめました』と書いてあると、確かに話したなと思い出す。内容の良し悪しより、覚えていてくれたという事実のほうが効いています

だから展示会の準備で最も投資すべきなのは、ブースの装飾でも配布物でもありません。会期中にメモを取り切る運用と、会期直後の3日間を空けておくことです。多くの会社は逆で、会期の翌日から通常業務に戻り、後追いを週末の残作業にしてしまう。出展費用のうち、この3日間の使い方で成果の大半が決まります

名刺の枚数を成果指標にしている限り、この設計にはなりません。測るのは枚数ではなく、Aの件数と、48時間以内に返せた率。指標を変えると、現場の動き方が変わります。

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6.SURGE は、出展前の設計から一緒に立つ

SURGE(BEYOND PLAYBOOK)は、展示会の運営を代行する立場ではありません。BEYOND Holdings 自身が実業を回す当事者として、ブースでのメモ運用の設計 → 会期後3日間の体制づくり → 送る文面の型 → 2回目接触の設計までを、貴社の商材に合わせて一緒に組み立てます。狙うのは、同じ出展費用で商談数が変わる状態です。

まずは無料の売上診断で、売上が伸びない原因がどこにあるかを確かめてみてください。結果を見ながら、次の出展の後追い設計を一緒に決めましょう。

※本文中の会社・人物・件数は、よくある状況をもとに構成した想定事例です。特定の企業や展示会を指すものではありません。手順は、BEYOND Holdings が複数の実業を運営する中で用いている一般的な整理であり、成果を保証するものではありません。