この調査は2026年6月11日から16日にかけて、直近12か月以内にBtoB商材の比較・選定・稟議・承認・決裁に関与した1,573名に聞いたものです。実際に買う立場にいた人たちの回答だという点が重要です。
価格を載せていないサイトで起きているのは、二つのことです。一つ目は、予算が合わない相手が、それを知らずに問い合わせてくること。見積を出し、断られる。ここまでに使った時間は返ってきません。
二つ目は、予算が合う相手が、確かめる手間を嫌って離脱すること。こちらは記録に残らないので、社内では気づかれません。問い合わせが来なかった理由は、誰も報告してくれない。だから『価格を出さなくても困っていない』という結論になりがちです。
価格を出すと安さ競争になる、という心配が当たる場合もあります。条件は一つで、価格以外の情報が同じ画面にないときです。
金額だけが単独で置かれていれば、比べる材料は金額しかありません。しかし、その金額に何が含まれ、何が含まれないかが書いてあれば、比較の軸は増えます。同じ100万円でも、保守が入っているかどうかで意味が変わる。
つまり問題は、価格を出すことではなく価格を裸で出すことです。逆に言えば、条件とセットで出せるなら、価格の掲載は比較の土俵を自社に有利な形で設定する行為になります。
私たちBEYONDは、外から助言するコンサルではなく、中小企業同士が連合して複数の実業を回している当事者です。価格を載せている商売も、載せていない商売もあります。
載せてみて分かったのは、問い合わせの数はさほど変わらず、中身が変わるということでした。価格を聞くためだけの電話が減り、代わりに『この条件だといくらになりますか』という具体的な相談が増える。同じ件数でも、営業側の消耗はまったく違います。
そして、社内での副産物がありました。価格をサイトに載せようとすると、自社の値決めを説明する必要が出てきます。なぜこの金額なのか、何が含まれているのか。これを文章にする過程で、社内でも説明できていなかった部分が見つかります。載せる載せないの前に、この作業自体に価値があります。
注意点も書いておきます。載せた金額は、値上げのときに必ず問題になります。だから最初から『○年○月現在』と日付を入れ、更新の担当と時期を決めておく。古い金額が残っているサイトは、載せていないサイトより信用を損ないます。
最初の一歩は、先月の問い合わせのうち、価格を聞くためだけのものが何件あったかを数えることです。その件数×対応時間が、いま価格を載せていないことのコストです。
単価・顧客・チャネル・仕組みの4観点から、売上が伸びない原因をレーダーで特定します。登録不要・その場で結果。
▶ 売上診断をはじめる 無料で相談するSURGE(BEYOND PLAYBOOK)は、営業を代行する立場ではありません。BEYOND Holdings 自身が実業を回す当事者として、幅の決め方 → 含む・含まないの整理 → 事例の選び方 → 更新の運用までを、貴社の商売の個別性に合わせて一緒に設計します。狙うのは、安さ以外で比べてもらえる状態です。
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※データに関する記述は、HubSpot Japan株式会社が公表した日本のBtoB購買に関する意識・実態調査2026において、提供会社や販売会社のサイト・資料・イベント等の情報に期待することとして、価格や費用の目安がわかることを挙げた回答が42.9%で上位であったことを参照しました。同調査は2026年6月11日から16日に実施され、直近12か月以内にBtoB商材の比較・選定・稟議・承認・決裁等に関与した、従業員50名以上の企業に勤務する1,573名を対象としています。回答者の属性が異なる商材や業種には、そのまま当てはまりません。本文中の価格表示の方法は一般的な整理であり、成果を保証するものではありません。表示にあたっては景品表示法など関係法令に留意してください。