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#売上アップ#価格・値上げ#集客・新規
Sales Column · 2026.09.08

買い手の42.9%が、価格の目安をサイトに求めている|出すか隠すかの判断

HubSpot Japan が2026年6月に実施した日本のBtoB購買に関する意識・実態調査2026によると、買い手が提供会社のサイトや資料に期待することとして価格や費用の目安がわかることを挙げた回答は42.9%で、上位に入りました。
『価格を出すと、安いところに流れる』。この心配は理解できます。ところが、出さないことで失っているのは問い合わせの数ではありません
失っているのはのほうです。

1.価格を隠すと、何が起きているのか

この調査は2026年6月11日から16日にかけて、直近12か月以内にBtoB商材の比較・選定・稟議・承認・決裁に関与した1,573名に聞いたものです。実際に買う立場にいた人たちの回答だという点が重要です。

価格を載せていないサイトで起きているのは、二つのことです。一つ目は、予算が合わない相手が、それを知らずに問い合わせてくること。見積を出し、断られる。ここまでに使った時間は返ってきません。

二つ目は、予算が合う相手が、確かめる手間を嫌って離脱すること。こちらは記録に残らないので、社内では気づかれません。問い合わせが来なかった理由は、誰も報告してくれない。だから『価格を出さなくても困っていない』という結論になりがちです。

問い合わせが来なかった理由は、誰も報告してくれない

2.『安いところに流れる』が起きる条件

価格を出すと安さ競争になる、という心配が当たる場合もあります。条件は一つで、価格以外の情報が同じ画面にないときです。

金額だけが単独で置かれていれば、比べる材料は金額しかありません。しかし、その金額に何が含まれ、何が含まれないかが書いてあれば、比較の軸は増えます。同じ100万円でも、保守が入っているかどうかで意味が変わる。

つまり問題は、価格を出すことではなく価格を裸で出すことです。逆に言えば、条件とセットで出せるなら、価格の掲載は比較の土俵を自社に有利な形で設定する行為になります。

3.載せ方の、四つの選択肢

金額ではなく、幅で出す
『30万円から80万円』のように幅で示し、その幅が何で決まるかを一行で添える。数量なのか、期間なのか、対応範囲なのか。幅の理由が書いてあると、読み手は自分がどのあたりかを自分で判断できます。一点の金額を出せない商売でも、幅なら出せることがほとんどです。ポイント:幅を決めている要因を、必ず一行書く
含むものと、含まないものを並べて書く
これが最も効きます。この金額に何が入っているかを箇条書きにし、そのすぐ下に含まないものを並べる。含まないものを書くのは勇気が要りますが、後の揉め事を減らし、同時に安さだけの比較から抜けられます。他社が書いていない項目ほど、書く価値があります。ポイント:含まないものを書くと、比較の軸が増える
実際の事例に、金額を添えて出す
料金表を作れない商売でも、過去の案件を三つ選び、条件と金額を書くことはできます。『従業員20名の製造業、○○の場合、○○万円』。抽象的な料金表より、事例の金額のほうが読み手は自分に当てはめやすい。掲載にあたっては、取引先の了解を取ってください。ポイント:料金表が無理でも、事例の金額なら出せる
どうしても出せないなら、価格が決まる要因を出す
個別性が高くて金額を出せない場合でも、何によって価格が変わるかは書けます。『数量』『納期』『既存設備の状態』。要因が三つ書いてあるだけで、読み手は自分が高くなる側か安くなる側かを推測できます。何も書かないことだけは避けてください。ポイント:金額が出せなくても、決まり方は出せる

4.実業の当事者として言えること

私たちBEYONDは、外から助言するコンサルではなく、中小企業同士が連合して複数の実業を回している当事者です。価格を載せている商売も、載せていない商売もあります。

載せてみて分かったのは、問い合わせの数はさほど変わらず、中身が変わるということでした。価格を聞くためだけの電話が減り、代わりに『この条件だといくらになりますか』という具体的な相談が増える。同じ件数でも、営業側の消耗はまったく違います。

そして、社内での副産物がありました。価格をサイトに載せようとすると、自社の値決めを説明する必要が出てきます。なぜこの金額なのか、何が含まれているのか。これを文章にする過程で、社内でも説明できていなかった部分が見つかります。載せる載せないの前に、この作業自体に価値があります。

注意点も書いておきます。載せた金額は、値上げのときに必ず問題になります。だから最初から『○年○月現在』と日付を入れ、更新の担当と時期を決めておく。古い金額が残っているサイトは、載せていないサイトより信用を損ないます

最初の一歩は、先月の問い合わせのうち、価格を聞くためだけのものが何件あったかを数えることです。その件数×対応時間が、いま価格を載せていないことのコストです。

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5.SURGE は、出し方の設計から一緒に立つ

SURGE(BEYOND PLAYBOOK)は、営業を代行する立場ではありません。BEYOND Holdings 自身が実業を回す当事者として、幅の決め方 → 含む・含まないの整理 → 事例の選び方 → 更新の運用までを、貴社の商売の個別性に合わせて一緒に設計します。狙うのは、安さ以外で比べてもらえる状態です。

まずは無料の売上診断で、売上が伸びない原因がどこにあるかを確かめてみてください。結果を見ながら、最初に出す一つの価格を一緒に決めましょう。

※データに関する記述は、HubSpot Japan株式会社が公表した日本のBtoB購買に関する意識・実態調査2026において、提供会社や販売会社のサイト・資料・イベント等の情報に期待することとして、価格や費用の目安がわかることを挙げた回答が42.9%で上位であったことを参照しました。同調査は2026年6月11日から16日に実施され、直近12か月以内にBtoB商材の比較・選定・稟議・承認・決裁等に関与した、従業員50名以上の企業に勤務する1,573名を対象としています。回答者の属性が異なる商材や業種には、そのまま当てはまりません。本文中の価格表示の方法は一般的な整理であり、成果を保証するものではありません。表示にあたっては景品表示法など関係法令に留意してください。