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#売上アップ#業務効率化#人手不足
Sales Column · 2026.07.23

エースが辞めたら売上が消える会社へ
── 属人営業から抜け出す売上のつくり方

「あの人がいるから、うちの営業は回っている」。頼もしい言葉に聞こえますが、裏を返せばその人が抜けた日に売上が崩れるという宣告でもあります。帝国データバンクによれば、2025年度の人手不足倒産は441件と前年度比約1.3倍、年度ベースで初めて400件を超え3年連続の過去最多。しかも社員や幹部の退職が引き金となった『従業員退職型』は118件と、こちらも過去最多を更新しました。人が辞めることそのものが、会社を潰す時代に入っています。エース営業への依存は、いま最も見えにくい経営リスク。名人技を、誰でも回せる仕組みに変えるための道筋を整理します。

1.『エースがいる会社』は強くない、危うい

売上の大半を一人のトップ営業が支えている。多くの中小企業に共通する光景です。社長からすれば、育てて成果を出してくれた頼れる存在。だからこそ、その依存を「うちの強み」と誤解してしまう。ここに落とし穴があります。

強みとは、その人がいなくなっても続く仕組みのこと。一人に紐づいた売上は、資産ではなく借り物です。退職、独立、引き抜き、体調不良──きっかけは何であれ、抜けた瞬間に顧客も商談もノウハウも一緒に消えます。従業員退職型の倒産が過去最多という事実は、これが精神論ではなく現実の倒産要因になっていることを示しています。とりわけ人手不足倒産の77.0%は従業員10人未満の小規模企業。人数が少ない会社ほど、一人の抜けが致命傷になりやすいのです。

一人に紐づいた売上は、資産ではなく借り物。抜けた瞬間に消える。

2.エースの頭の中を『外に出す』4ステップ

属人化の解消とは、エースを平凡にすることではありません。優れたやり方を全員が使える形にして、会社の資産として積み上げることです。順番に進めます。

勝ちパターンを『動詞』で書き出す
『気合』『人柄』では引き継げない。エースが受注までに実際に何をしているかを、初回接触→ヒアリング→提案→クロージングの順に、具体的な動作として書き出す。『初回で必ず現場を見せてもらう』のように、真似できる動詞に落とすのがコツ。ポイント:本人に密着し、無意識の一手を掘り起こす
商談の状態を全員で見える化する
誰がどの案件をどの段階まで進めているか。頭の中や個人手帳ではなく、一枚の表で共有する。エースの案件も新人の案件も同じ盤面に乗せれば、詰まりや放置がひと目でわかり、属人的な『抱え込み』が起きにくくなる。ポイント:まずは表計算一枚でいい。凝ったツールは後回し
『型』を渡して、まず一人に再現させる
書き出した勝ちパターンを、若手一人に実際にやらせてみる。うまくいかない箇所こそ、エースが言語化できていなかった暗黙知。そこを補いながら型を磨けば、教科書が現場で使える精度になる。ポイント:全員展開の前に、一人で回るか検証する
エースには『売る人』から『増やす人』へ
仕組みが回り始めたら、エースの役割を再設計する。自分で売り続けるのではなく、型を教え・磨く側へ移す。教えた分だけ評価される設計にすれば、ノウハウの抱え込みが起きず、会社全体の底上げが進む。ポイント:教える行為を評価に組み込む

3.実業の当事者として言えること

私たちBEYONDは、外から助言するコンサルではなく、自分たちで複数の実業を回す当事者です。その現場感覚で言えば、属人営業の解消でつまずくのは①の言語化です。優秀な人ほど「感覚でやっている」と言い、勝ちパターンを言葉にできない。だからこそ、本人任せにせず横で観察して動詞に翻訳する第三者の目が要ります。ここを飛ばして「マニュアルを作れ」と丸投げすると、当たり障りのない手順書ができて誰も使いません。

もう一つ大事なのは、全部を一度にやろうとしないこと。まずは最も受注に効く一場面――多くの会社では初回接触かクロージング――だけを型にする。そこだけでも「エースがいなくても回る」感覚を掴めれば、退職リスクに怯える経営から一歩抜け出せます。人が辞めることが倒産に直結する時代だからこそ、売上を人ではなく仕組みに預け替えることが、いちばん確実な守りであり攻めです。

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4.SURGE は、勝ちパターンの仕組み化まで一緒に作る

SURGE(BEYOND PLAYBOOK)は、号令をかけて終わりではありません。BEYOND Holdings 自身が複数の実業を回す当事者として、エースの勝ちパターンの言語化 → 商談の見える化 → 若手が回せる型づくりまでを、貴社の商売に合わせて伴走します。名人技を会社の資産に変えるところまで形にするのが、私たちの武器です。

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※背景データは、2025年度の人手不足倒産441件・前年度比約1.3倍・3年連続過去最多、『従業員退職型』118件・過去最多、従業員10人未満が77.0%=帝国データバンク「人手不足倒産の動向調査(2025年度)」を参照しました。本文中の手順・事例は、よくある状況をもとにした一般的な整理です。