この調査の読みどころは、理由と課題が噛み合っていないところです。
内製化の動機はコストと、生成系の道具が使えるようになったこと。どちらも理解できます。費用は下がり、下書きは速く出ます。
ところが実際に内製に振ると、出てくるのは人材不足と品質のばらつきでした。道具で解けたのは書く速さだけで、誰がやるかと、どの水準で出すかは解けていません。
そして6割を超える企業が併用しています。つまり現場の答えは、全部内製でも全部外注でもありません。問いは『出すか出さないか』ではなく『どの工程を出すか』です。
発信を一つの作業として見ると、出す判断ができません。割ると見えます。
素材採取(現場で何が起きたか、客に何を聞かれたかを拾う)、構成(何を一本の記事にするか決める)、執筆、校正、公開と測定。
この五つは、外に出せる度合いがまったく違います。そして多くの会社が出そうとして失敗するのは、素材採取を含めて丸ごと任せたときです。
外に出すときにいちばん困るのが検収です。発信の成果は遅れて出るので、納品時点では判断できません。
だから見るのは成果ではなく、素材が使われているかにします。渡した素材の具体が本文に残っているか。金額の感覚、断った理由、失敗した順番。これが落ちて一般論になっていたら、差し戻します。
もう一つの基準は、自社の人が読んで違和感がないかです。現場の人に一度読んでもらう。『うちはこうは言わない』が出たら、そこを直します。
逆に文章の上手さは検収の基準にしません。上手い文章はいくらでも作れる時代になりました。基準にすべきなのは、自社しか書けない内容が残っているかだけです。
私たちBEYONDは、外から助言するコンサルではなく、中小企業同士が連合して複数の実業を自分たちで回している当事者です。発信を外に出したことも、内に戻したこともあります。
失敗したのは、丸ごと任せたときでした。取材の時間を取るのが難しいので、こちらの手間がかからない形を選びました。出てきたのは間違っていない記事で、同時にどこの会社の記事でもよかった。
戻してから分かったのは、重いのは書く工程ではないということです。素材を拾って置くまでが重く、そこが済んでいれば書く作業は外に出せる。工程を割る前は、全部が重いと感じていました。
もう一つ。生成系の道具が使えるようになって、外注先に求めるものが変わりました。書く速さではなく、素材から何を拾うかの判断です。こちらが素材を渡せる状態にしてから頼むと、同じ費用で出てくるものが変わります。
いま外注を検討しているなら、先に一つ決めてください。素材を置く場所を社内に作る。それが無いまま出すと、費用だけがかかります。
BEACON(BEYOND PLAYBOOK)は、制作を請け負って終わりではありません。BEYOND Holdings 自身が実業を回す当事者として、素材置き場の設計 → 構成の決め方 → 外に出す工程の線引き → 素材が使われているかでの検収までを、貴社の体制に合わせて一緒に組みます。
まずは無料の情報発信診断で、いまの発信が誰にどこまで届いているかを確かめてみてください。結果を見ながら、最初に外へ出す工程を一緒に決めましょう。
※調査の記述は、ナイル株式会社が2026年8月21日から25日に実施した、コンテンツ制作を社内で行う企業の担当者954名を対象とするインターネット調査の公表内容を参照しています。回答者の主観にもとづくアンケート結果であり、市場全体の実態を示すものではありません。本文中の手順は一般的な整理であり、成果を保証するものではありません。外部への委託にあたっては、著作権の帰属や秘密保持の範囲を契約で確認してください。
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