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#業務効率化#DX・AI
Operation Column · 2026.10.16

11年連続で
10大脅威に入り続けている

独立行政法人情報処理推進機構が2026年1月29日に公表した情報セキュリティ10大脅威 2026で、組織向けの内部不正による情報漏えい等は7位でした。前年は4位です。
順位は下がりましたが、見るべきは別のところです。この脅威は11年連続で挙げられています。
そして同機構の説明では、内部には元従業員も含まれます。

1.順位より、連続していることのほうが重い

同じ年の1位はランサム攻撃で、3位には生成系の技術をめぐるリスクが初めて入りました。新しい脅威が上がってくる中で、内部不正は順位を譲りながら毎年居続けています。

内部不正という言葉は、意図的な持ち出しを思わせます。ただ同機構の説明の範囲はもっと広く、規則違反による持ち出しや、不注意による紛失も含まれます。

この広さが、中小企業にとっては重要です。悪意のある社員を想定しなくても、当てはまるからです。

2.中小企業で起きているのは、外し忘れ

実際に見つかる問題は、だいたい三つに集まります。

一つ目は、退職者のアカウントが生きていること。共有の保存場所、業務のサービス、取引先との連絡用の窓口。使われていなくても、入れる状態が残っています。

二つ目は、契約が個人の名義になっていること。担当者が自分の連絡先で申し込み、支払いは会社。辞めたあと、会社から中身に触れません。

悪意ある持ち出しを想定する前に、外し忘れと、名義の問題が残っている。

三つ目は、共有のアカウントを全員で使っていること。誰が何をしたかが分からないので、問題が起きたときに追えません。

どれも、起きてから直すのは大変です。辞める日が決まった時点で動く形にしておくほうが、確実に軽い。

3.外し忘れを防ぐ、四つの手順

①契約の名義と連絡先を、会社のものに付け替える
いま使っているサービスの申込者を確認します。個人の連絡先で登録されているものを、会社の窓口に付け替える。付け替えには本人の協力が要るので、在籍しているうちにやるのが要点です。辞めてから気づくと、解約もできません。ポイント:在籍中にしか付け替えられない
②退職時に外す一覧を、入社時に作る
渡したものを、渡した時点で書き足します。入社の手続きの紙に『渡したもの』の欄を作る。鍵、端末、サービスの権限、取引先との連絡窓口。退職時に思い出そうとすると、必ず漏れます。ポイント:渡した日に書けば、思い出さずに済む
③共有のアカウントは、使う人の名前を書いて残す
人ごとに分けるのが本筋ですが、費用や仕組みの都合で分けられないものもあります。その場合は使っている人の名前を台帳に書き、人が変わったら合言葉を変える。分けられないなら、せめて誰が入れるかを把握しておきます。ポイント:分けられないなら、使用者を記録する
④年に一度、使っていないものを止める日を決める
退職時の処理だけでは、異動や契約の変更で残ったものが抜けます。年に一度、一覧と実際の利用者を突き合わせる日をカレンダーに入れる。作業は半日で、見つかるのはたいてい三つから五つでした。ポイント:年に一度の突き合わせで、残りを拾う

4.止められないアカウントが出てくる

やってみると、必ず止めると何が壊れるか分からないものが出てきます。古い仕組みに紐づいていたり、自動の処理に使われていたり。

この場合は、無理に止めません。名前を変えて、使っている処理を書き残す。そして合言葉だけを変える。止めるのではなく、持ち主をこちらに移すという対処です。

逆に、迷わず止めていいのは最後に使われた日が一年以上前のものです。止めて困ったら、その時に戻せばいい。

5.実業の当事者として言えること

私たちBEYONDは、外から助言するコンサルではなく、中小企業同士が連合して複数の実業を自分たちで回している当事者です。この棚卸しは各社でやってきました。

いちばん困ったのは、辞めた担当者の個人の連絡先で契約されていたサービスでした。支払いは会社から出ているのに、設定を変えることも解約することもできない。先方に事情を説明して、書類を出して、一か月かかりました。

学んだのは、順番が逆だったということです。セキュリティの対策として考えると重い話になりますが、名義の整理として考えると総務の仕事です。難しい話にする前に、申込者の名前を揃えるだけで大半が片付きました。

もう一つ。この作業には副産物があります。使っていないサービスが見つかること。棚卸しの目的は権限でしたが、出てきたのは止めていい契約でした。安全の話と費用の話が、同じ一覧の上で解けます。

今日やるなら一つで足ります。直近一年で辞めた人の名前を挙げて、その人が入れた場所を思い出す。思い出せない場所があるなら、そこが一覧の出発点です。

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6.GEAR は、名義の整理から一緒に立つ

GEAR(BEYOND PLAYBOOK)は、仕組みを外から当てはめるのではありません。BEYOND Holdings 自身が実業を回す当事者として、契約の名義の確認 → 会社窓口への付け替え → 入社時に書く渡したものの欄 → 年次の突き合わせまでを、貴社の体制に合わせて一緒に整理します。

まずは無料の業務ムダ診断で、いまどの業務に負荷が溜まっているかを確かめてみてください。結果を見ながら、最初に付け替える契約を一緒に決めましょう。

※統計の記述は、独立行政法人情報処理推進機構が2026年1月29日に公表した『情報セキュリティ10大脅威 2026』を参照しています。順位について第三者の解説記事間で記載が異なるものがあるため、本文では同機構の公表内容にもとづいています。本文中の手順は一般的な整理であり、成果を保証するものではありません。個別の契約や退職時の取扱い、情報の管理方法については各サービスの規約および関係法令にもとづく定めがあり、顧問の専門家にご確認ください。

記事はここまで

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